ノロウイルス2

ノロウイルスはここ数年で患者数が急激に増えている新顔のウイルスで、型球形ウイルスと総称される種類のもので2002年8月に「ノロウイルス」と正式に命名されました。これまで冬場に発生する多くの急性胃腸炎や食中毒は 原因不明とされてきましたが、これらのほとんどがこのウイルスが原因だとわかってきました。発生件数ではカンピロバクター菌・サルモネラ菌・腸炎ビブリオ菌などによる食中毒と、ほぼ並んでいますが、患者数ではダントツ一位です。このノロウイルスは 人間の生きた腸管細胞の中でのみ増殖できます。
ノロウイルスが体内に取り込まれてから、24〜48時間で発症します。(症状がなくても、便の中からウイルスが検出されることがあります。)ノロウイルスによる症状の始まりは突発的に起こることが多く、 主な症状は下痢、吐き気、おう吐、悪寒、腹痛、発熱(38℃以下)など、風邪に似た症状です。 秋から冬にかけて、生カキを原因食品とした食中毒が多く発生しています。 通常、これら症状が1〜3日続いた後、治癒し、後遺症もありません。また感染しても発症しないまま終わる場合や、風邪と同様の症状が現れるのみの場合もあります。ただし、これらの人でもウイルスによる感染はしており、糞便中にはウイルスが排出されています。
ノロウイルスによる感染症は、ウイルスに汚染された二枚貝(カキ、アサリ、ハマグリ等)を、生あるいは十分に加熱調理しないで食べて感染する場合やウイルスが付着した食品を調理した調理者の手指、器具から他の食品にウイルスが付着し(二次汚染)感染する場合 があります。また、 食品取扱者(食品の製造等に従事する者、飲食店における調理従事者、家庭で調理を行う者などが含まれます。)が感染しており、その者を介して汚染した食品を食べて感染する場合 、 感染者の便や嘔吐物に触れた手指にウイルスが付着して広がる場合 や 感染者の便や嘔吐物が乾燥し空気中に漂い、これが口に入って感染する場合があります。
食品を介した感染を防ぐには、ウイルスで汚染された食品、特に貝類の調理は加熱を十分に行うことが効果的です。食品中のウイルスは、食品中の中心温度85℃以上で1分間以上の加熱を行えば、感染性はなくなるとされています。二次感染の予防としては、手洗いの励行(外出先から帰った後、トイレの後、調理や食事の前)やうがいが有効です。ノロウイルスは各種の処理に対して抵抗性が強いので、殺菌効果・消毒効果を期待するよりも汚物に触れない、あるいは汚物を洗い流すことが重要です。調理従事者は下痢や嘔吐などの症状があるときは調理に従事しないことは勿論のこと、日頃から十分な手洗いとうがい、マスクや手袋の着用を習慣づけ、調理中は必要以上の会話を避けることが望ましいでしょう。また、まな板、包丁、食器、ふきん、タオル等は熱湯(85度以上)で1分以上の加熱が有効です。   


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